この号の #東洋経済 を読んでいない方はネット広告やデジマ担当をするのをNGにしてはどうか。主側もメディア側も。
こちらの はてなブログ を書くのは一ヶ月ぶりになってしまいました。
深津さんがjoinしてから日々UIが改善しているnoteは、ポツポツ書いていましたが。
さて、年末に買い溜めていた本/雑誌が片付いてきました。
で、今一度、皆様にオススメしたいのがこちら。
*リアル雑誌の方はもう、バックナンバー扱いになってしまったので、大きめな書店でどうぞ。当然ですが、Kindle版は、いま、この瞬間でも手に入りますので、どうぞ。
以下、特集の目次です。
【第1特集】ネット広告の闇
成長市場で露呈する歪み
「これは広告詐欺だ」 米ウーバーが電通子会社を訴えた 広告主に渦巻く3つの不信
企業経営者・幹部 必読 P&Gはネット広告の何に怒ったのか
御社の広告、機械が見てます 蔓延する広告詐欺、偽りの「成果」
その広告、割に合っていますか?
広告でむしろイメージが損なわれる ブランド毀損リスク
アップルが「付きまとい広告」に鉄鎚
本誌緊急独自調査 インターネット広告めぐる企業の本音
業界キープレーヤーの反省と戦略 電通デジタル/ヤフー/LINE/楽天データマーケティング
アルゴリズムが「見たい広告」を選ぶ 中国のユニコーン・今日頭条はここまでやる
INTERVIEW│鹿毛康司●エステー執行役
ZARAはなぜ広告なしで強いのか
INTERVIEW│ギデオン・リッチフィールド●「MITテクノロジーレビュー」新編集長
アドブロックは日本にも広がるか
ネット広告用語集21
(ここまでの「今」の情報が600円で手に入るのは、安い。)
と、いうか、インテグラル・アド・サイエンス、Momentum、SuperShip、The Trade Desk、はてな社、などと、一度でも商談をしたことがある方なら、まったく不要なのですが、今現在で、インターネット広告を出稿している・メディアを販売している方...などに関わる方は、新人担当から、部長・役員まで、万人が目を通す内容かと思いました。
本書記事は、結構つっこんだモノから、浅いものまであるのですが、そもそもの「アドフラウド」「ビューアビリティ」「ブランドセーフティ」というコトバを知らない担当者って、きっとたくさんいると思います。
恥ずかしながら、僕も2015年時点の前職では知らず、本職になってから概念や仕組みを理解しました。それも前述した企業パートナー様との出会いのおかげです。ありがとうございます。
現在、デジマな担当でなくても、インターネットへの広告出稿をする機会ってめっちゃあると思います。(規模の大小こそあれ)
広告主であれば、、自身で意思決定を行ったコミュニケーション(宣伝広告)が、どのように生活者の手に届くのか。
メディアサイド・サプライヤーサイドであれば、企業からお預かりした宣伝広告費を、自信をもって、実行説明をできるか。(単純なCTRやCPMの議論ではなく)
あ。ここまで書いておいてなんですが、ちなみに、僕個人は、現職で「デジタルマーケティング部」に属していますが、プログラマティックな広告に関する意思決定をする機会(実行予算)は一切なく、ソーシャル系メディアのオーガニック運用や投稿運用管理がほどんどですので、いわゆる「アドテク」に関わる業務は、ほどんどありませんw
ただ、チームとして、企業として、いや、業界として、もっとこの手の議論はしていくべきかと思い、今回の東洋経済の特集をリコメンドさせていただきました。
今回の記事に際し、僕自身になんの利害もありません。
こちらの特集記事が、万物を解決する記事でもなく、ネット広告の「入り口」部分しか議論されていないのと、かつ、全部が正解、ともいきれませんが、少なくとも、業界への警鐘としては、機能を果たしているかと思います。
その警鐘を感じた僕が、個人的に拡声器となって、お伝えをしているのが、今回のメモです。
こちらのメモを読んで、一人でも、この号の東洋経済に目を通されることを期待いたします。(あ、わざわざ買わなくても、図書館とかでも置いてあるかも。)
ついでですが、noteに書いたこちらも、この特集記事に通じます。
こちらを見ていただき、あの巨大プラットフォームの名前がないことに、ピンとくる方は、どれだけいるでしょうか?正解はこちらから。
以下、完全に余談ですが、この特集以外に、前職が属していたグループである「Jフロントリテイリング」の記事がありました。
J. フロントの財務革命 「店舗BS(バランスシート)」の威力
という記事特集。こちらも興味深かったです。
前職では、店舗運営部や経営企画室に在任したことがあり、P/Lについては、かーーーーなーーーーり、みっちり仕込まれたのですが、B/Sに関しては、そんなに触れるとこはなかった。
この記事の通り、基本的に小売系企業は、キャッシュが潤沢で、売上債権の回収期間が短く、現金の不足を心配することが少ない。(特にパルコのSC的ビジネスモデルは、そこに更に強みがあった、がここでは割愛。)
この記事を読んで驚いたのは、現在、百貨店の各店舗の店長クラスにB/S責任も持たせていること。多くの小売系企業では、店舗単体のP/Lを任されることは、よくあること。JFRが事業ポートフォリオを本気で変えて行こうとする姿勢を、さらに感じ取った記事でした。
と、いうことで、東洋経済、ご参照くださいませ。