メディアとブランド アドボカシーとセレンディピティー
数ヶ月前にYouTuberについてのポストをしました。
(google的には、YouTuberという呼称はオフィシャルではないかもですが。)
今日、また、ひとつの変化が、またありました。
知人・友人が大きく関わっていることもあり、言及は避けようかと思ってるんですけど、僕の周りの、メディア・コミュニケーションに関わる多くの方が、このブログメモも見ていただいている、とよくお声がけいただくのであえて、コメントを残しておきます。
(この動画単体を見ても状況は理解できないと思いますが、ぜひ全尺をご覧ください)
この数ヶ月、本当に嵐のごとく、日々コンテンツ・周囲の環境が目まぐるしく移り変わっていきました。
上述のブログを書いた頃から、僕は、できるだけ、毎晩、就寝前に前述したヒカルさんだけでなく、多くのYouTuberの動画を見るようにしていました。
彼らが投稿した話題を、「後追いの記事」ではなく、そのままのコンテンツとして、受け取って行きました。
ギリギリを攻めるネタに辟易としたりもしますし、TVやSNSにはない切り口に、心から楽しんだりもしています。
若年層や、子どもが憧れる、会いたい、と思わせるパーソナリティも、イマドキな時代感をカンジました。
メディアとして、情報伝播だけでなく、ヒトを動かすきっかけを作っているクオリティの高い「動画」コンテンツに日々尊敬をしていきました。
YouTuberのオフラインイベントの熱量、ほんとにすごいですよ。
HIKAKIN Opening @ YouTube FanFest Japan 2016
企業・ブランドは怠慢なのか?
こうやって文字・写真にブログに残すことって、スマホ・PCがあればできちゃう。でも、本当は、いまやスマホがあれば、本当はもっとリッチな「動画」だってできちゃう。そのコミュニケーションの熱量に早くから気づいたYouTuberたちは、「動画」に、いち早くシフトしていった。
そう考えると、企業のコミュニケーションって「ぜんぜん2017年な時代感ではない」。
生活者が見たいもの、知りたいもの、笑いたいこと、シェアしたいこと。
届けている?届いている?
(メディアとブランドの関係性はこちらの書籍にも。 )
ファン(アドボカシー)に伝えること・伝わること・マスマディア的偶発性
偶発的な出会いがないと思われている、アドテク的に個別最適されたスマホメディア。
僕はYouTubeだけでなく、ニコニコ動画でもセレンディピティ的出会いをかなりしている。
涙する動画とYouTubeやニコニコ動画と出会っていますか?
僕は今夜はこれにぐっときた。
【ピアノ】 ボーカロイドの曲をメドレーにして弾いてみた2017(Vocaloid songs piano medley)
ニコニコでも活躍のまらしぃさん。(僕はCD音源もほとんど持っている)
視聴者との時間共有を行ってきたからこそ、出せるコンテンツ。
企業は、生活者とコミュニケーションできているであろうか?
スマッシュヒットは、まぐれ、ではなく、日頃から生活者と向き合っているから。
今日はたくさんの感謝のお言葉をいただき、本当にありがとうございました。1つ1つ、拝見しております!一番搾りが新しくなりますが、これからもキリンビールをどうぞよろしくお願いいたします!みなさま、Happinessな週末を✨ pic.twitter.com/bBObyCLbfR
— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) 2017年8月25日
別にスマッシュヒットを日々狙っているわけではなく、ファンと対話をしたいだけ。
そこから、その環が広がり、セレンディピティ化することもソーシャルの強み。
(厳密に言うとセレンディピティ的メディア接触ではないか。)
ステマ→アドブロック→不正レポート→フィエクニュース・コピペメディア的な流れ
今月号の「宣伝会議」にすがけんさんの寄稿があります。
-
ネット広告が届かなくなった理由と対応
今、必要なのはユーザーフレンドリーなコミュニケーション設計
スマートニュース 菅原健一
デジタル以外の担当者にも読んでほしい寄稿です。
と、相変わらず、内容がとっちらかっているのですが、明日は中村さんたち、これにでます。メディアとかスマホとか、アプリとか動画とか、いろいろお話する予定です。(たぶん)
decodetokyo201709.splashthat.com
あ、来られない方は、「ガイアの夜明け」をみてね♡
(#デジタルな話題は一切でてきません、たぶん)
2017年夏。音と光のインスタレーション対決! teamLab & NAKED Inc. #もうすぐ終わっちゃうよ!
どちらも行ってきました。
と
です。
チームラボは9/10(日)まで、NAKEDは9/3(日)まで!
#tokyoartcitybynaked #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
#チームラボジャングル - Spherical Image - RICOH THETA
どちらも公式動画が多くリリースされているので、予習になるかと!
Do As Infinity×TOKYO ART CITY by NAKED 映像コラボレーション[To Know You]
バイトル presents チームラボジャングル - Art Night と学ぶ!未来の遊園地 / teamLab Jungle - Art Night and Future Park
個人的には、どちらも優劣つけがたい...!
#両社に直接の知り合いがいるってのもありますがw
そーゆー前提なくても、どちらも、一見同じようなインスタレーションの会ですが、優劣をつけるものではなく「伝えたいこと・メッセージ」や「体感できること」や「目的」はそれぞれ異なると感じました。
単純に言うと、
・チームラボのは、手ぶらで行くと、結構はしゃげる!
・NAKEDのは、「いい絵」の取れ高、最高!
(単純すぎですがw)
#もちろんNAKEDでも、わいわいできるし、チームラボでも「取れ高」ありますw
両社の裏テーマ(toB的)なものは、結構探ると、深い。
特に、今夜たまたま会場で、つい先週知り合ったNAKEDの大屋GMとお会い出来て、会場のご説明を直接いただけたことは、稀有な機会でした。
(ワンパク阿部さんのコネクト、ありがとうございました。)
最近よく「モノ消費からコト消費」とかっていうけど、これらの「現場」を体感しているか、いないか、ってマーケター・サービス提供者・メディアさんとしては、学術的なマーケ知識を身につけるよりも、簡単にできるし、応用発想にもつながりやすいんじゃかないかなーって。
経済的価値では、映画館で映画一本を見るのと、同等の価格で、この空間を過ごすことの価値。
映画館の体験も代替不可能なんだけど、こちらの空間もそれ以上に不可能。
ぜひ、お時間をみつけて、訪問してみてくださいー。
で、teamLabとNAKEDとは別ですけど、
個人的に別途行ってみたい!と思ったのは、
先週〜今週僕のSNSフィードを賑やかせた「フエルサ ブルータ」。
これ、フィードでめっちゃみかけました。
チケット代が高いけど、その価値がありそうなコメントも多し。
行けなくて後悔しているのは
こちら。なので、新宿VRは行く!
あ、それとは別で、PSVRといろいろソフト持っている方のお家に遊びに行きたいw
(メッセくださいw)
今週は
午後から、こちらの会場におりますー。
体験型マーケの裏側を一緒に体験しましょー。
#ピカチュウ大量発生チュウ 車で行く場合のオススメ穴場駐車場はココ!2017年版
行ってきました。流行には敏感なので。
いつもは、近隣商業施設の駐車場や、大きめタイムズなどに止めていたのですが、止められないだろうなぁ、と、ちょっと車を走らせていたら、穴場を発見。
日新万国橋駐車場
赤レンガ倉庫と、みなとみらいのちょうど中間地点なんで、両者へのアクセスは正直よくないのですが、せっかくの横浜をぶらぶらする機会なんで、ヨシとしましょう。
料金は、30分250円だっかかな?お盆期間で1日2,000円ってプランもあった。
あ、基本的には、公共交通機関のご利用がbetter/bestかと思います...!
今年は、空にも地上にもピカチュウがいっぱいでした。
#ピカチュウ大量発生チュウ #THETAのある生活 #360度カメラ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
僕の目的はこれでした。
この写真の裏話は、こんどのブログで...。
とりあえず、この写真・動画が気になる方は、こちらをチェック!
今日も動画のお勉強。 LINE×Facebook×CyberBull3社セミナー スマホ時代の"ブランディング動画広告"の考え方
先週、福岡での DIGIDAY BRAND LEADERSで初めてお会いしたCyberBull 堂下さん&宮田さんからお声がけいただき、参加してきました。
(昨日も動画だったなぁ。)
あ、そういえば、明日も動画だ。
で、今日のセッションの様子は非公開だったので、ここでの委細シェアは控えさせていただきますが、エッセンス=リンクだけ。
以下、個人メモ。
・ブログ、更新するとめっちゃ見られている。(ただのサラリーマンの備忘録ですよ)
・就業時間後の時間帯の勉強会・セミナーは、何気に嬉しい。(開催する事務局は大変かもしれないけど。)
今週は、全ての日が、就業後の時間は、勉強会やセミナーで埋まった。
・僕はたぶん、比較的、勉強会やセミナーに出席しているほうだと思うので、いろんな意味で、そろそろお腹いっぱいかも。
・だけどこの業界の話題は日進月歩なんで、先週の話題が、もう古くなっていることもザラにある。
・ただマーケティングの本質(目的)は変わっていないので、「手段」のほうが多様化し、それのキャッチアップ、トランプの手札のバリエーション、選択肢、は企業の末端の、一担当としてできる限りストックしておきたい。
・なので、社外に出歩いたり、人と会うのは、(僕の根は、引きこもりで、シャイで、コミュ障なんですけど)極力多く機会を多く持つようにしている。
・あ、ネットの記事で情報を補うことも当然ある。
つまり、企業サイドも情報をかなり持つようになってきている
僕のようにデジタルでの実務が3、4年くらいの、レガシーおっさんでも、それなりのナレッジを身につけるようになってきている。(プロには、ほど遠いですけど)
代理店様や、パートナー様のような専門家との議論についていけるように、必死。
レガシー企業のデジタルの担当者は、社内でも少数派で、全方位で攻撃力と守備力を身につける必要がある。
パートナー様は、動画や、アドテクや、ソーシャル、オウンドメディア支援など、それぞれ専門領域をお持ちだったりして、それぞれ、その道のプロ。
事業会社によっては、その役目をひとり(または少数人数)で運営・プランニングしなければならない。世の中には、大手総合広告代理店に頼れるほどのバジェットがない企業がほとんどで、悩みは尽きない。
そこで、パートナー様主催の勉強会などで、ブランド同士のヨコのコネクションができたり、イケてる事例を知ったり、真似したり(笑)。
その道のプロにはなれないけど、プロと会話・議論ができるように、馬力を発揮するので、企業サイドも情報武装をしはじめ、目が肥えてくる。
勉強会やセミナーに、**さんが登壇するから、行ってみよう、ってなる。
その方の話は、必ず毎回学びがあり、WOWがあるから。
つまり、その逆も起きる。
自分のニーズと違うな、と思えば、再アプローチは、しずらい。
若手担当・キャリアはベテランだけどデジタル新任担当にとって、ありがたい会もあれば、そのような会は、逆に自立し始めたマーケターにとっては、物足りないものになってしまう。
なので、主催する側も、アジェンダ・主旨を明確にし、そのミスマッチを減らす努力は、今後ますます必要に。
なので、事前に開示するアジェンダや事前アンケートは大事。
事前に来訪者の課題を把握しよう。
課題解決型のセミナーや勉強会にしよう。
営業活動なので、売り込みトークは必要。
その営業(=広告)は、「うざくないか」。
B2CもB2Bも一緒。
ウィットにとんだAD、友人・知人からの情報は、届く。
今日のどん兵衛は、めっちゃエンゲージしていた。
ひらなが6文字でも、236エンゲージ。
はなしがそれました。
たぶん、このブログ記事もPVは200くらいはリーチするので、「CyberBull」という企業名は、直接知らなくても、僕経由=第3者のインフルエンサー・有名人ではなく、「第2者(?)」の友人・知人つながりで、認知することでしょう。
あ、僕はこちらの企業の回し者でも指定企業さんでもありませんw
(まだこちらの企業さまとは仕事したことはありませんw)
ただ、知り合った方々が、事業の課題の解決「手段」のうちの1つをもったパートナーさんになりえる可能性があるので、ご紹介のため。
*たまたまwantedlyがhitしたので、引用していますが、求人フォローではありませんw
「中の人」がどんな仕事をしているか、わかりやすいかと思い、引用ですw
個人の感想・思いの繰り返しですが、事業会社の施策のうち、CM動画にしろ、WEB動画にしろ、それは、「作ること」が「目的」ではなく、「手段」でしかない。
連続した事業活動のうち、断片的なメッセージとなることなく、サスティナブルな思いを伝えるためのコミュニケーションメッセージとなるような思いは、今の時代、WEB動画という手段で伝わりやすいのでは?という思いが(僕にも)あります。
最後に手前味噌ですが、弊社の直近の事例を。
KIRIN サッカー日本代表応援ムービー 「俺たち、めっちゃ」
FIREと小岩井は、前職からお世話になっているワンパク阿部さんにお世話になりました。(日本代表のは、僕やワンパクさんの関与はありません。)
阿部さんからは、デジタルやマーケターとしてのキャリアに大きな影響を受けました。直接教えをいただいた経験は、ほとんどないのですがw
ただ、彼と初めて商談をされた方は、その魅力を知ることと思います。これは会ってみないとわからないw
別に彼の会社は動画屋さんではありませんが、たまたまブランド事業会社の課題解決のうちの1つにあたり、「動画」というソリューションを選んでいただき、制作に至ったようです。
「動画をつくること」は、「目的」ではなく、「手段」でした。
最近流行りのレシピ動画も、お出かけ動画も、「つくること」が目的にならないように!
長尺?短尺?どうすればいいの!?
迷子になりかけたら、僕のブログより、google先生に教えてもらいましょう。
最先端のweb動画、デジタルマーケティングの裏技、教えます。
タイトルは釣りです。ごめんなさい。
そんなもの、今んトコ、ないかなーって。(それが2017年現在の今、あれば、デジマの人材は、AIにとってかわられて、みんな失業してるんじゃないでしょうか、えぇ。)
まず最初にこちらの2種を見ていただきたい。
で、こちらを見ていただいたうえで、メモブログを。
今日はこちらに参加してきました。
グノシー・ロデオ・デリッシュキッチンの動画広告マーケティング成功事例
どの皆様も、日頃からお世話になっている企業さま+担当者さまです。
順番にご紹介。
失礼ながら、Gunosyが動画へのトライをしているってのは、あまり認知をしていませんでした。ってか、それもそのはず。
グノシーの女性ユーザー向けにだけ配信をされていたようです。(委細は↑のリンクから。)
グノシーさんは、こちらの動画アプリもテストマーケもされたようです。
今後、こちら、グノシー本体と統合されていくとのことです。
つづいて、動画アドテクのLODEOさん。
加藤さんからは、動画フォーマット・市場についても丁寧にご説明いただきました。
「インストリームって?アウトストリームって?」
知らない人は、知らない。
このへんの「イロハ」から、企業のいろんな方に知ってもらうことで、健全なデジタル広告って行われていくと思います。
*ちょうどサイバーブルさんの解説が丁寧だった。
動画広告の種類とフォーマット 【アウトストリーム広告】 | CyberBull BLOG
つづいて、レシピ動画でおなじみの everyさん(デリッシュキッチンなど)
事例はこちらから。(弊社もお世話になっています)
レシピ動画1つとっても様々なプレイヤーが。
生活者は、SNSフィードでめっちゃ目にするだろうけど、企業が伝えたいことが伝わっているのか?
で。
最初の動画。
なんの動画だったか、覚えていますか?
シリアル系?
ブランドは?
どうでしょう?(うえにスクロールして戻るの禁止ねw)
同じくこちらと
こちら。
どっちが、なんのビールだったか?
どこの企業だったか?
動画って難しいなーって。
* あ、動画マーケティグへのダメ出しではなく、コミュニケーション設計の難しさに悩んでいるっだけです。
これは、動画に限った話ではなく、宣伝広告、全てに通じる話で。
たとえば、最近交通広告で話題になった、この話題。
元はといえば、
トヨタ、南武線の某駅にこんな広告出してる。攻めてる。 pic.twitter.com/mURQhAvwf9
— Tomoya Kitai (@tomokitai8823) 2017年7月26日
このTwitterが、発端です。
その後、まとめ系になり、上の武蔵小杉に住む徳力さんの記事にもなり、日経掲載とない、マスメディアにもデビュー。(弊社の事例も取り上げていただいていました。)
こちら、元は、デジタル広告でもなく、交通広告なので、企業のPLでの勘定科目・費用計上は、「交通広告掲載費」(企業によって異なると思いますが)。
もし、こちらの広告掲載を代理店さんから掲載報告をいただくならば、「**週間掲載しましたよ」、との掲載報告があるだけ。
オフラインで、何人の人間が見て、何件のリアルクチコミがあって、なんてことは、レポートされないし、レポートできない。
でも、デジタル媒体は、何人の人間がみて(アドフラウドがないという前提で)、何件のSNSクチコミシェアがあって、なんてことは、1クリック(とはいかないけど)でレポートされてしまう。
いまさらなんですけど、同じ500万円をかけた時に、交通広告とデジタル媒体では、手段も、目的も成果指標も異なる。
デジタルだと広告接触・非接触でのインタビューでの態度変容・ブランドリフトなんてものも(コスト次第で)できてしまう。
交通広告で、改札口で同じことをやったら、どんだけコストかかるんだかw(かつ上記も記事にあるように、エンジニアに絞ったアンケートなんて考えたら、あり得ないwでもデジタルではなんとかできちゃう)
これが、トヨタさんの広告であったかどうか、も、この記事を見直すまでは、僕も覚えていなかった。(京王線ではみかけないのでw)
今後は、広告宣伝分野では、チャネルを意識しない、オムニチャネルな顧客コミュニケーション設計ができる人材が、代理店さんも、広告主側も、重宝されるんだろうなぁ。
オフライン単一メディア以外の出口のイメージも可能な。
(でも、地域求人の場合、コンヴァージョンを考えたら、武蔵小杉外に情報が伝播しても、寄与しないか。いや、グローバル人材であれば、意味あるか。それが、斬新なバズるクリエイティブでも、コンビニ店員の求人だったら、意味ないか。)
で。動画についてもっと知りたい方。
今日もお勉強できる機会あるそうですよー。
DIGIDAY BRAND LEADERS #digidayDBL ;Postscript
うっかり、すがけんさんナビゲートの、グループワーク&ふりかえりパートを抜かしてしまいましたw
注)すがけんさん=スマートニュース ブランド広告責任者の菅原健一さん。
DIGIDAY BRAND LEADERSの事務局さまより、ブランド、パブリッシャー、パートナーとの相互コミュニケーションの時間を多く提供いただきました。
一方通行ではなく、語り合うことによる相互理解。普段は、広告主とパートナー、1on1のことが多いけど、今回のように様々な業種・業態・社内の立場が1つの円卓を囲み議論することは、なかなか機会がない。
合宿型サミットでは、このような時間をふんだんにとれることが最大のメリット。
今回のテーマは、広告主と媒体社、パートナー/サプライヤー/エージェンシー企業は、何をどう語りあうべきか?という問いのもと、コミュニケーションの阻害要因と促進にあたっての議論を行いました。
僕らのテーブルの議事メモはこちら。
翌日の他のテーブルの内容をうかがっていても、ほぼベクトルは似たようなものでした。(皆様の課題感は、総じて近似)
「総合代理店さまの存在」というワードは文字には、でてきていませんが、議論の中ではでてきました。というか、その存在は「弊害」という意味ではなく、組み方・誰と組むか、という、そもそもの部分でした。メディアバイイングの代行業だけの存在では、その存在価値を示せなくなっているのも事実です。
この本がでているのも3年前って考えると、その頃から進化している企業と進化できていない企業により明暗が別れているなぁ、と。
ただ、この課題感・促進にあたっての広告主側の体制は、レイヤー(役職)や経験値、個人依存の知識によって、大きく差があります。
たとえば、新興するネット系代理店の2年目社員と、複数職務キャリアを積んだ5年勤務後、デジタルも担当するようになった広告主側の担当者では、その知識の差が、雲泥の差があります。
たとえば、コトバ一つをとっても、その理解度が違う。と、いうか、広告主側の担当は、何一つ理解していない。
DSP、SSPなどの用語や概念理解、CTR、CPAなどのネット効果指標の概念は、全く知らない。もっと言うとと、「トリプルメディア」も知らないし、「短縮URL」も知らない。(いやホントに。)ソーシャルに広告配信するにも、TWとFBのアカウントも持ってない、なんてこともざらにある。ある意味、生活者視点、なんだけど、フツーの生活者よりもスマホを使っていない。それでも、主側では人事異動でデジタル担当になっちゃうし、残念なことにその上司も教えられるスキルがない。
きっと媒体担当さんやサプライヤーさんは、広告主側は、いろんなことを知っている!と思って営業にくるんだろうけど、いやいや、そんなことないですよ。
知らないことばかり。
なので、溝はあって当然。なので、それを埋めていくには対話・相互理解が必要。
今回の僕のテーブルには、これまた重鎮が揃いまして、核心をついた議論が展開されていました。某ファーストフードの重鎮は(普段ソーシャルでは、ライトなペルソナを演出されていますが)このグループワークでは議論をファシリテートし、若手の意見まで引き出していただけました。
彼らくらいのレイヤーともなると、数多あるメディアやサプライヤーとそれぞれご面会する機会は、まずないと思います。(実際ご本人もおっしゃてましたが、会っても決められないし、と。)そう、実は企業内には、それぞれ、意思決定者のキーパーソンがいるんです。また、意思決定者が頼る部下だったりチームメンバーがいるんです。
これはB2Bマーケでは、最近よく「ABM」という手法で語られます。
(僕はB2Bマーケ、リードナーチャリングなどは、当然、職務の守備範囲外なのですが、営業売り込みの立場のことを考えると、この概念を理解することで、よりhappyな出会いがあることが見込まれるので、かじってるくらいです。)
ご興味がある方は、こちらを。
究極のBtoBマーケティング ABM(アカウントベースドマーケティング)
- 作者: 庭山一郎
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 単行本
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話がそれました。
2017年なこの時代。コミュニケーションは、いつでもどこでもできる。
僕も、SNSのおかけで、いつでもどこでも最新のナレッジに触れられる。議論ができる。Eメールよりもメッセンジャーで情報をいただくほうが、確実で、早い。(ただしスパムは勘弁)
*ただ、そのメッセンジャーも情報埋もれつつあるので、僕からレス無い方は、たまにageのため、メッセくださいw
僕とすがけんさんは、オフラインのビジネスでは、会うことはほとんどないいんですけど(笑)、彼の思考回路やナレッジは、日々公開されているので、ほんとに助かります。
こんど、オフィスにランチしに伺いますw
最近の記事はこちら。
ひきつづき、オープンな場での共有を行いつつ、クローズドな場での議論も皆様と行っていきたいな。
ってな、具合でよろしいでしょうかw
DIGIDAY BRAND LEADERS #digidayDBL ; Day 2nd
二日間に渡り開催されたDIGIDAY BRAND LEADERS 。(二日目=最終日。)
DIGIDAY BRAND LEADERS – DIGIDAY EVENTS JAPAN
初日のまとめを昨晩のウチにupしていただけで、多くの皆様がお目通しいただいたようで、400PVくらいに達してました。
で、無料Wi-Fi完備のJAL機内で、さっそく二日目のメモを。
この二日目は、波乱の幕開けでした。(いや、波乱ってのは、ちょっと違うか。)
朝ごはんを食べようと、受付列に並んでいると、あの重鎮が目の前に。
「おはようございますー」と定形挨拶だけして、別々に席につくかと思いきや、なんと、「ご飯をご一緒しましょう」とお声がけいただきました。(なんてジェントルマン...!)
めちゃめちゃ緊張しましたが、こんな機会はめったにない...!と思い、お言葉に甘えて、お席をご一緒させていただきました。
お会いしたのは、昨日が初めてだったのですが、その際にお名刺交換をしていたので小生のことは認知いただいたこともあり、で、スムーズに。
短い朝食の時間でしたが、濃密な時間となりました。
(ヒルトンの豪華朝ごはんの味を感じる余裕がなかったのは、ここだけの話です。)
そんな波乱の感動の幕開けだった、2日目。
昨日の振り返りからの(案の定、編集長から指名されたw)、ショートセッションへ。
web動画制作専業のCyberBullさん。
イマドキな企業さんですね、はい。
動画プラットフォームBrightcoveさん。
一見、ブライトコーヴさんのビジネススキームわかりにくいんですけど、知れば知るほど、その深みを知れます。僕もちょっと前まで、正直ベネフィットがわからなかったんですけど、ここ最近になって、彼らの強みがジワジワわかってきました。(脳みそ悪くてすいません。)活用次第では、様々な効果効能があるかと思います。(それを活かすも殺すも利用者次第ですね。)
"導入していない企業は時代遅れ"な空気感を醸成しているTreasure Data 堀内さん
Treasure Data - データ分析をクラウドで、シンプルに。 - Treasure Data - Treasure Data
こちらはサービス自体は、もはや説明不要ですが、正直なところ、僕自身が管理画面(?)を触ったことがない=直接触る職務についてないので、リアリティがないのが本音です。ただ、現在LINEビジネスコネクトで利用しているプラットフォームと有機的にコネクトできるらしいので、いつかのタイミングで触ってみたい。)
つづいて、ブランド企業からのセッション。
広告を超えて:Coachアジアのブランド戦略
Beyond advertising: How Coach Asia built a brand
こちらは、めったに聞けないラグジュアリィブランドのマーケティング・顧客コミュニケーションの話。(身近にラグジュアリィブランドの友だちはいて、よく会うんだけど、仕事の話をほどんどしないからw)
「ブランド」って概念、いまになって、日々考えるようになった。(正確には、考えさせられるようになった。この話は最後のセッションにも通じる。)文字や画像、概念でしかないもの、リアルに存在することのほうがレアなものに、「価値」が付与されていくのは、あらためて考えるとホント不思議な感覚。極めると、崇拝、宗教的なものにも通じるのかもしれませんね。(あ、「アイドル」の偶像崇拝はリアルに存在するか。)
僕の長財布と、オンビジネスの日の、ビジネスレザーバッグは、Coachのモノです。僕のような平民サラリーマンでも所有できるくらいのブランドなので、ある意味、ラグジュアリィでありつつ、どちらかというと、コモディティよりなのかも?(それは、日本だけなのかな。アウトレットストアもあるし。)
「消費者向け」という意味で、100円〜のノミモノと数万円のバッグ。
並べて比較すること自体が大変失礼なことなんですが、あえて比較すると。。。
一見、1回の購買単価で見ると、雲泥の差がありますけど、年間の消費量で考えると、「あなたのビールの年間消費コスト」と「数万円のブランドバッグ」が価格面だけでは、等価になる可能性もありますよね。
所有時間・保有時間でみても、財布・バックを手にしている「所有時間」と、ビールを飲んでいる「飲料時間」は、ひょっとしたら、1年間で見たら、さほど変わらないもかも?とか思ったり。
「欲求」の軸(ベクトル)・レヴェルでいうと、食欲の味覚的個人の充足と、所有することでの他人からの地位的承認欲求と、ひょっとしたら、レヴェルは変わらないかもしれないけど、ベクトルは、主観か客観で大きく変わりますね。バックを所有していることの承認欲求は、他者がいないと成り立たないですものね。
で、「ブランド」って、100円のノミモノ会社でもよく議論になりますし、ラグジュアリブランドでは、当然にように語られる。
100円のノミモノにも「ブランド」という概念が付与されていることは、企業内にいるから意識するのか、外から見ている方からは、意識しないことなのか。友人知人に「飲みに行く居酒屋をビールのブランドで選ぶか?」と聞くと、まず選ばない。でもコンビニやスーパーで選ぶ350ml缶は、選ぶ。(この時の意思決定は、ブランドであることよりも価格やコンビニポイント還元であることも大きく作用でする)
社内で語らられる「ブランド」とお客様の脳内の「ブランド」には乖離しますよね。弊社の元CMOは、よくこのコトを語っていました。
だいぶ話がそれました。Coachの話。Coach Japan Divisional Vice President, Marketing Lisa Lesmanさん。
レイヤーはとても上なのですが、現場マーケターにもわかりやすく、シンプルにお伝えいただきました。
セッションの内容は、こちらもおそらく記事化されると思われるのですが、エッセンスだけ記載しておくと、注視しているポイントは
1.エンゲージメント
2.KPI
そして、驚いたのは「デジタルを一番重視している」と名言していたこと。
彼女は、おそらく、デジタルだけのマーケ担当ではないにもかかわらず、それを名言されていた。(補足的に紙媒体のこともコメントされていたけど、デジタル以上のコメントはなかったように思われる。)
日本マーケットでは、「InstagramとLINEへの注目」、また「インフルエンサー」について。ここでの彼女が意図する「インフルエンサー」って、日本の市場でよく代理店さんから提案のある「インフルエンサー」と同義ではないと僕は思います。
空回りしがちな、その場限りのインフルエンスと、継続的にブランディングに寄与するインフエンス。誰とともに歩むか、ブランドサイドはよく考えないとね。
Think globally, act locally.
このコトバは、ラグジュアリーだけでなく、コモディティブランドにも。
そして、世界ー日本の対比だけでなく、日本ー地域のレイヤーでも利用できる概念ですよね。
つづいてのセッションは、おなじみ八田さん。
お伝えいただたメッセージはシンプルに3つ。
動画広告に必要な3つの要素
・インクリメンタルリーチ
・ブランドリフト
・ROI
そのへんのまとめは、直近のDigidayにも寄稿されていました。
うしろ2つは、よく議論されるかと思いますが、1個めの「インクリメタルリーチ」については、ブランド企業において、あまり議論の対象にならないかも、ですね。
その理由に、企業によっては、マスメディアとデジタルメディアのバイイングが別々の部署・担当で行われていたり、ブランドに紐づく代理店さんの手腕次第(=クライアントからのニーズ・スキルにも大きく依存しますが)といった、生活者起点ではなく、社内デバイドがいまだに解消されない状況があるかと思います。
Google が提言する 「広告運用 KPI の新たな潮流」 。根拠にしている広告ビューアブルリーチ調査が興味深い|思考の整理日記
googleで「インクリメンタルリーチ」とぐぐっても、あまり事例がでてこないのも、まだ軽視されている現状のあらわれかと思います。八田さん、またいろいろ教えてください..!
#このblog記事のOGPを八田さんになるようにしてみた
続いてパブリッシャーからのライトニングトーク的セッション
コンテンツメディアのデジタル化、新しい価値がもたらすインパクト
集英社、講談社、小学館 といった、ある意味レガシーマスメディアパブリッシャーたちが、いま何を考え、どこに向かおうとしているのか、を知る機会となりました。
ある意味、ちょっと前の、流通小売の現状と変わらないかもしれませんね。
顧客コミュニケーションのデジタル化に乗り遅れている流通小売業が、「オムニチャネル」という概念を元に、「反撃の狼煙」を上げ始めたように、紙媒体に依存しすぎた事業者たちが、社内の少ない改革者を起点として、チャレンジしようとしていることに、大きく共感しました。
特に小学館の青木さんは前日にちょっと会話をする機会がったのですが、彼のミッションやタスクは、本当に素晴らしく、今後がとても楽しみなトライでした。
スマホ時代にパッとでてきた新興メディアにはない、強みを持っているはずです。
(このセッションは、もうちょっとインタラクティブでもよかったかもしれませんね。)
透明性のあるマーケティング活動の設計とベストインクラスなチームビルディング
2日目のセッションで一番魅力的だったのは、菅さんのセッション。
菅さんと一緒に仕事はしたことはないのですが、様々な場所でのセッションやキャリアなどに、日々感化されております。
またまた余談となりますが、僕が前職から転職を決意した日はこの日でした。
「スマホ用の動画を作ったからデジタルマーケティング」ではなく、企業の事業活動全体を見渡し、そこへの処方箋を書き、適切な薬を処方してくれる方。
それは、高いフィーを払うだけのペーパー上のコンサルでもなく、アドテク会社でもない。
昨日、今日のようなある程度上のレイヤーのマーケターが集まる場では、このあたりの議論や課題提起は、とてもありがたいです。
デマンドサイドとサプライサイドは、どんなデータで会話をすべきか?
つづいてブランドサイドから、LIONさんの事例。生活者起点のトライを実例を踏まえて。
#いくほどの企業がこの取組に嫉妬したことか...!
データセントリックス企業、Netflixのデジタルマーケティング
こちらもユニークでした、ネット専業のNetflixのマーケティング。一見、online専業の企業さんは、獲得型中心の施策に没頭しがちですが、こちらは、働き方の裁量含めて、個人のworkが重視されている。
その社是 Freedom & Responsibility は、公開されていますので、ぜひ一度お目通しを。
スタートアップ都市・福岡を創り上げたブランディング
地元福岡からもユニークなセッション。
民間企業にもこんな方がいたら、きっと楽しいだろなー。
そして、シメのセッションは、あの重鎮。
ブランドのメディア化とメディアのブランド化
コトラーも引用しながら、ビジョン・ナレッジを惜しみなくご共有いただきました。
噛みしめるように、セッションを聴講していましたが、まだ、僕の理解が足りず、追いつけていないので、これからも日々学ぼうと思います...!
ということで編集長からのクロージングセッション。
どれも重要ですけど、僕にとっては、4と5がウエイト高いかな。
4は、事業会社、どんな業種も課題。
で、5も、相互理解は、必要。
対話型のセッションを期待してきているオーディエンスの中で、一方通行の広告宣伝コンテンツは、スマホのバナーadと一緒じゃないのだろうか、的な。
— しま こ (@simakoo1) 2017年8月3日
#digidayDBL
(昨日も掲載したけど。)
僕は、前職の商業施設で、ご入居いただくテナント様とは「イコールパートナー」として接してきた。
いま、関係するビジネスパートナーさんも、単純な金銭授受の主従関係ではなく、ともに自己成長をできる方とご一緒したい。
僕のミッションは、効率的な面広告の配信でも、新規アドテクの導入でも、web動画制作でもない。
それは、プロセスであって、Purposeではない。
僕はどんな売り込み営業も受けます。その1時間をどう使うか。
いつも僕はワクワクしています。
ひきつづき、皆様、いろいろ教えてください...!
以下、余談。
この日に限った話ではないんですけど、
・セミナーやセッションのうち、スピーカーの自己紹介は、必要度合いをよくプランしてくれると嬉しいです。その個人キャリアが、セッション本編の核心にも影響するような内容であれば、リッチでもいいですけど、基本的には、あっさりでもいいかなーって。(僕は、自身のキャリアがオフライン中心だったものから、オンラインに移行していったことなどが、施策how toの気付きになることが多いので、過去のキャリアを事例にだすことが多いのは、そのためです。)
・確かに僕は、その「パートナー企業」と仕事がしたいわけではなく、そのパートナー企業の「○○担当さん」と仕事がしたいという思いが強いですが、それは、このソーシャルの時代、あとから日々のコミュニケーションの中で、醸成できるものであり、1:Nのセミナーの場では、個人のアウェアネス・アテンションは最小限でいいと思うのはそのためです。
・プレゼンは練習すればするほど、場数を踏めば踏むほど、うまくなるものだと思っています。初めからプロなんていない。時間配分や伝えたいメッセージなど、聴いている方の立場になった構成、なんなら、聴講者が事前にわかっている場合は、それに合わせた内容に可変できるくらいのスキルを身につけると、重宝されます。
そのため、スライドは作り込みすぎずシンプルにし、口頭での内容にて、その深みをつけるか、入門編にするか、くらいの弾力性があるといいかもですね。
・偉そうなことを書いていますが、僕自身もプレゼンの達人ではないのですが、逆に、聴講者の達人ではあるのでw(日々、就業時間後の社外セミナーにでかけている時間は、社内で負ける気がしませんw)
・その点、あのブロガーの方のセミナーメモは、本当にお上手だなぁ、と日々カンジます。それは同時にプレゼンターのトークがお上手な証拠でもあると思っています。
(今回はいらっしゃっていませんでしたが。)
この方に、「新たな気付き」を与えられるような顧客コミュニケーション施策を行うことが僕の短期的な目標でしょうか(笑)
と、いうことで、運営事務局(+裏方)の皆様、お疲れ様でした。
またこれからもいろいろな学びや交流の場を期待しております。
最後にお約束のTHETAで。
お疲れ様でした...!
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